第2章第25考:【人生読本25】第20回:私は努力を選びそこなってきた。還暦から「本物の天才」に学ぶ道――井上裕之『努力の選び方』

第2章【学】

痛快 天月です。

私の人生を支え、折れそうな心を奮い立たせてくれた本や言葉を紹介していく「人生読本25」。
第20回目は、偉大な先人たちの背中を見上げながら、「これからの人生、私は一体どこに命(エネルギー)を注ぐべきか」を冷徹に教えてくれた一冊です。

『努力の選び方』(フォレスト出版)


■ 偉人たちの正体は「努力の天才」である

世の中には、歴史に名を残すような素晴らしい偉人たちがいます。
野球界のイチロー氏や王貞治氏、そして発明王のエジソン。彼らの華々しい実績を見ると、私たちはつい「あの人たちは生まれ持った才能が違ったんだ」と片付けてしまいがちです。

しかし、本当にそうでしょうか。
彼らの足跡を深く知れば知るほど、突き付けられる真実があります。それは、彼らは誰も真似できないほどの圧倒的な「努力の天才」だったということです。才能に甘んじることなく、気の遠くなるような反復と努力を、ただひたすらに積み重ねて世界の頂点へ立った猛者たちなのです。

そんな偉人たちの背中を見上げたとき、私は自分の過去を振り返り、深く反省せざるを得ませんでした。

「それに引き換え、これまでの私はどうだっただろうか。ついつい楽な方に怠け、本当にすべき『努力の選び方』を、どこかで選びそこなってきたのではないか」

そんな自戒と、これからの人生を這い上がりたいという強い飢餓感から、私は本書を自然と手に取っていました。


■ 闇雲に頑張るな。人生を逆転させる「正しい努力」

本書の著者である井上裕之氏は、努力には「正しい選び方」があると説いています。
間違った方向や、他人が作ったレールの上でどれだけ必死に汗を流しても、人生は大逆転しません。自分の魂が本当に望む場所に、ピンポイントでエネルギーを集中させること(選択と集中)こそが、凡人が突き抜けるための唯一の合理的な戦略なのです。

この教えに触れた瞬間、私の心の中で「還暦からの努力のロードマップ」がカチッと音を立てて決まりました。

他人に合わせて無理に出世を狙ったり、アホな人間関係に揉まれたりする無駄な努力はもう一切しない。
私が選ぶべき正しい努力は、明確です。

大好きな娘との思い出を全力で作ること(如)。100kmを走破した強靭な肉体を維持すること(体)。そして、徹底的な「節制」と「負けない投資」を貫き、資産3億円という高い山へ直線一気でチャージをかけること(財)。

この自分が信じた五角形のバランスを満たすためだけに、私はこれからの人生の全てのエネルギーを注ぎ込むと腹をくくりました。


■ 現代を生きるあなたへ

生きていれば、「自分には才能がないから」「もう若くないから」と、努力することすら諦めてしまいたくなる瞬間があります。

ですが、人生の最終コーナーを周った還暦の私だからこそ、確信を持って言えます。
過去にどれだけ努力を選びそこなってきたとしても、そんなことは関係ありません。大切なのは、「今日、この瞬間から、自分の人生のためにどんな努力を選ぶか」です。

私がこの週末、怒涛の勢いでブログを開設し、脳汁を出しながら未来への資産(記事)を仕込み続けているのも、私にとってこれが「最高に楽しく、正しい努力」だと分かっているからです。

もしあなたが今、頑張っているのに現実が変わらない、進むべき道に迷っていると感じるなら、ぜひこの本を開いてみてください。
他人のための無駄な努力をすべて削ぎ落とし、あなただけの夢に向かって直線一気で突き抜けるための「本当の鍵」が、きっと見つかるはずです。

(第21回『楽天主義のすすめ』遠藤周作 へ続く)


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