第2章第15考:【人生読本25】第10回:早生まれの小さな少年が、還暦から思い通りに生きるためのバイブル――武田双雲『ポジティブの教科書』

第2章【学】

痛快 天月です。

私の人生を支え、折れそうな心を奮い立たせてくれた本を1冊ずつ紹介していく「人生読本25」。
第10回目となる今回は、私の心の中にずっと居座っていた「弱気な自分」を認めつつ、これからの人生を自分の力で100%輝かせるための教科書を紹介します。

『ポジティブの教科書』武田双雲(主婦の友社)


■ 幼少期の「威圧感」から始まったネガティブ思考

私は、子どもの頃からずっと、根っからの「ネガティブ思考」の人間でした。

理由は分かっています。私は早生まれだったのです。
保育園や小学校の低学年の頃、周りの同級生たちと比べて私の体は一回りも小さく、教室や校庭にいるだけで、周囲のすべてに強烈な「威圧感」を感じていました。
「自分は弱い存在なんだ」
あの頃の小さな胸に刻まれた圧倒的な劣等感が、私の物事を慎重に、時に悪く捉えてしまう心の癖(ネガティブ思考)の原点でした。

もちろん、ネガティブ思考がすべて悪だとは思いません。最悪の事態を想定して動く慎重さがあったからこそ、私は大きな破滅を避け、今日まで4,900万円という資産を築くための「強固なディフェンス(節制)」を敷くことができたのですから。

しかし、それでも、私はずっと「ポジティブ」への強いあこがれを捨てきれずにいました。
他人の目や過去のトラウマに縛られることなく、「自分の思い通りに、痛快に人生を生きてみたい」。
そんな魂の叫びが沸き上がっていたとき、本屋で出会ったのが、書道家・武田双雲氏のこの本でした。


■ 技術として学ぶ、本当のポジティブ

『ポジティブの教科書』。
この潔いタイトルの通り、本書は精神論ではなく、まさに「ポジティブになるための具体的な練習帳(教科書)」でした。

双雲氏は、ポジティブとは生まれ持った性格ではなく、「物の見方の技術」であると説いています。
日常の当たり前にあるものに感謝し、目の前の出来事をどう解釈するか。その具体的な心の動かし方が、緻密に、そして温かい言葉で網羅されていました。

ネガティブ思考のベースを持った私が、この「教科書」を何度もめくり、少しずつポジティブの技術を学んでいく。
それは、私にとって「自分の人生を自分でプロデュースする」ための、最高にワクワクするレッスンでした。


■ 現代を生きるあなたへ

人生の最終コーナーを周った今、私はかつて教室の隅で威圧感に怯えていた小さな少年ではありません。
還暦を迎えた私は、この『ポジティブの教科書』で学んだ技術を引っ提げて、「資産3億円」という前代未聞の、最高にエキサイティングなマネーゲームのスタートラインに堂々と立っています。

過去がどうだったかは関係ありません。
ネガティブな自分を無理に否定する必要もありません。ただ、「今日から、自分の人生を思い通りに、楽しく生きるぞ」と決めて、ポジティブのスイッチを押し続ければいいのです。

もしあなたが今、過去の劣等感やネガティブな思考の渦に囚われて身動きが取れなくなっているなら、ぜひこの教科書を開いてみてください。
人生を直線一気で突き抜けるための、新しい「世界の変え方」が、きっとそこに書いてあります。

(第11回『PHP』PHP研究所 へ続く)


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