痛快 天月です。
私の人生を支え、折れそうな心を奮い立たせてくれた本を1冊ずつ紹介していく「人生読本25」。
第3回目は、私に「お金」と「人生」の冷徹な本質を教えてくれた、大好きな先人の一冊です。
『みんな同じわけがない』邱永漢(PHP文庫)
■ 20代の私が出会った「お金儲けの神様」
著者の邱永漢氏といえば、ビジネスや株式投資の神様として一世を風靡した巨人です。
私が20代の若かりし頃、氏の書く商売や投資の本に強烈に引き込まれ、貪るように読み漁っていました。
世間一般の大人たちは、口を開けば「真面目に働きなさい」「みんなと同じように就職して、身の丈に合生きていきなさい」と、一律のレールを押し付けてきます。
しかし、20代の私は、経済的に恵まれない暗黒時代を過ごしながら、「みんなと同じレールに乗っていたら、いつまでも搾取され、見下される側から抜け出せない」と、強烈な危機感を抱いていました。
そんな私の視界をガラリと開いてくれたのが、この『みんな同じわけがない』という一言でした。
■ 「その他大勢」から抜け出すための投資哲学
邱永漢氏の思想の根底にあるのは、「人は一人ひとり違って当たり前。だからこそ、他人の真似をせず、自分の頭で考えて行動した者だけが頭一つ抜け出せる」という冷徹な個人主義です。
この教えは、私の株式投資、そして現在の「資産3億円マネーゲーム」の最大の原動力になっています。
投資の世界でも、世間の大半の人間は「みんなが買っているから」「ニュースで話題だから」という理由で群がり、結局は高値掴みをして損をします。
しかし、私は違ってた。人と違うことが目的ではない。自分で考えた結果、人と違っていただけだ。
他人が派手に浪費している横で、私は徹底的な「節制」という強固なディフェンスを敷く。
他人がギャンブルのようなスリルを求めている横で、私は「高配当株」をはじめとする負けない投資の雪だるまを淡々と転がし続ける。
この「他人と違うことを恐れない強さ」を、私は20代の頃に邱氏の本から叩き込まれました。
■ 現代を生きるあなたへ
もしあなたが今、「周囲の目」や「世間の常識」に縛られて、息苦しさを感じているなら、大きな声で唱えてみてください。
「みんな同じわけがない」と。
平均的な生き方を捨て、自分の物差しで人生を設計し、直線一気で突き抜ける。その覚悟を決めた瞬間から、あなたの本当の人生(マネーゲーム)が始まります。
20代の私に経済的な自立の種を蒔いてくれた邱永漢氏に、深い感謝を込めて。
(第4回『禅の教えに学ぶ 捨てる習慣と軽やかな人生』枡野俊明 へ続く)

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