痛快 天月です。
私がこれまでに参加した数々の大会の中から、特に記憶に深く刻まれている15の大会を、ランナーとしての歩みとともに紹介する連載の第2弾です。
第1弾ではボロボロの初フルマラソンから東京マラソンへの無謀な挑戦をお話ししましたが、今回は私が少しずつ走る距離とペースを掴み、毎年の「秋のルーティン」を確立し始めた頃の記憶です。
4. 福岡シティマラソン(ハーフ)
40代を迎え、この大会は私にとって「秋の序盤の恒例行事」となりました。
当時の福岡ドーム(現在のPayPayドームなど)をスタートし、活気あふれる福岡市内をダイナミックに駆け巡り、再びドームへと帰ってくるエキサイティングなコースです。
のちにこの大会は、現在の「福岡マラソン」として、大人気のフルマラソン大会へと発展を遂げることになります。私にとっては、毎年の自分の成長と体力を測るための、非常に愛着のある大切なハーフマラソンでした。
5. 下関海響マラソン
そしてもう一つ、秋のレースとして外せないのが「下関海響マラソン」です。ここは本当に素晴らしい大会でした。
目の前に広がる関門海峡の雄大な景色、吹き抜ける潮風……。その圧倒的な美しさが、走る肉体の疲れを何度も吹き飛ばしてくれました。
しかし、景色がどれだけ美しくても、マラソンは裏切りません。きっちりと「彼ら」はやってくるのです。
■ 天月流:マラソンと「地獄」の法則
いつも思っているのですが、フルマラソンを走るとき、10km地点というのはあっという間に過ぎ去ります。「よし、今日もいけるぞ」と調子に乗っていると、30kmを過ぎ、そして35km地点から本当の『地獄』が牙を剥きます。足は動かず、息は絶え絶え、一歩進むごとに脳内で悲鳴が上がります。
面白いことに、これは42kmに限った話ではありません。短い10kmマラソンに出たとしても、3kmまではあっという間です。しかし、やっぱり8km、9km地点で全く同じ「地獄」がやってくるのです。
距離が短かろうが長かろうが、結局は最後の最後で限界の地獄を味わうことになる。
そして、その地獄を歯を食いしばって踏み越え、ゴールした瞬間の快感のために、私はまた次のエントリーボタンを押してしまうのです。
「自分はつくづくマゾだな(笑)」と、走り終えるたびに苦笑いしてしまいます。
そして、この「苦しいところから逃げない」という感覚は、今の資産3億円への挑戦にも、どこかつながっている。
(第3弾:福岡シティハーフ・天草・東京②編 へ続く)

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