第3章【心】『60歳の日々』第7回:【しなくてもよかったこと③】「勉強しないこと」 〜同調圧力への屈服と、従属された時間の影〜

第3章【心】

痛快!天月です。

毎週火曜・木曜・土曜の夜21:00、私の人生を仕分ける『60歳の日々』。
火曜日枠の「しなくてもよかったこと」は、他人の同調圧力に流されて、私の貴重な時間とエネルギーを無駄に溶かしてしまった、人生の影を白状していきます。

その第3弾は、私のこれまでの人生において、最も深く後悔している「弱さ」の棚卸しです。

【「勉強しないこと」】


■ 🟥 ステップ①:現在の答え 〜大好きな勉強をしなかったことを、激しく後悔している〜

私は今、60歳。
手元には一定の資産があり、来年3月に仕事をすっぱり辞めて、これから70歳までのカウントダウンを全力ではしゃぎ倒すための、人生設計を考えています。

自由へのバトンを目前に控えている現在の私が、過去のデータを振り返って下す答えは、ただ一言です。

「俺は、大好きな勉強を、自分の意志でしなかったことを激しく後悔している。それだけだ」

人生で最も脳ミソが動き、時間を自由に配分できたはずの若き日。なぜ私は、あれほど好きだった知の探求(勉強)から、自ら距離を置いてしまったのか。そこには、私の弱さがありました。


■ 🟥 ステップ②:過去のファクト 〜俺の時間を従属させた不条理〜

子供の頃、学生の頃、そして就職して社会に出てからも。私はいつも、周囲の「同調圧力」という空気に屈してきました。本当に、情けないほどに弱い自分でした。

私は、昭和の海の街で、漁師の子として生まれました。
生まれつき体は小さく、ひ弱な少年でしたが、なぜか頭だけは妙に賢かった。けれど、周囲の大人や環境は、そんな私の知性を認めようとはしませんでした。「漁師の街で、頭が良くても食っていけないから」という、ものさしを押し付けてくるのです。

小学校、中学校、高校。私は大して勉強をしなくても、いつでも成績は良かった。
すると、今度は周囲の意地悪な奴らが、そんな私を「あいつは勉強ばかりして(笑)」と馬鹿にするようになりました。信じられないことに、生徒を守るべき一部の教師たちまでもが、その奴らと一緒になって私の知性を茶化してきたのです。

私は周囲の目を気を取られ、自分から勉強をしないようになっていきました。
それでも高校3年の冬、これじゃいかんと「ちゃちゃっと」受験勉強をして、ある程度いい国立大学に一発で合格しました。周囲は皆驚きましたが、私からすれば、「当たり前だ」と思っていました。

大学生になり、一人暮らしを始めた私は、「よし、今度こそ本当に大好きな勉強をトコトンやるぞ!」と胸を躍らせていました。
しかし、その決意は、またしてもつまらない人間のノイズによってへし折られます。
下宿の隣の部屋に住んでいた、一つ上の先輩の男が、私を馬鹿にしてきたのです。
「お前、法律勉強のサークルになんか入ろうと思ってるの?(笑)」と。

そうやって先輩から茶化された私は、またしても周囲の目を気にして、大好きな法律の勉強から自ら離れてしまいました。

仕事を始めてからも、全く同じ構図でした。
職場の中で、真面目に職務をこなそう、知性を磨こうとする私を、馬鹿にする奴らが一定数いたのです。そして、彼らの都合のいい同調圧力に流されるまま、私はあの7年間という長すぎる「労働組合の活動」の中へと引き込まれていきました。
今振り返っても、本当につまらない時間でした。あんな奴らの薄っぺらい考えや言い訳に、完全に「従属」させられていた私の30代の時間は、人生最大の損失データです。

でも、よくよく考えると、それはすべて自分の弱さに、起因するものです。


■ 🟥 ステップ③:結び 〜他人に自分の時間を従属させてはいけない〜

他人の嫉妬と同調圧力に負けて、大好きな勉強から逃げ続けた私。

「何度も何度も言うが、自分の人生だ。他人の顔色や噂話(ノイズ)なんか気にせず、自分が本当にやりたいこと、大好きなことをやろう!」

過去の私を茶化し、私の貴重な時間を都合よく従属させた彼らは、今、私を思い出し、どこかで笑っているだけだと思います。

彼らは、自分自身に能力がなかったり、あるいは自分たちが楽をして得をするために、真面目に努力しようとする他人の足を引っ張り、泥の中に陥れようとするのです。

私は55歳になって早朝4時に起き、3,000時間を「司法書士の至福の勉強ゲーム」費やしました。でも、これは合格には結びつかなかったけれど、この若い頃の悔しさ(影)があったからやったのかなと思います。

皆さんには、これからの人生、自分の大好きな自由のロードを、誰にも邪魔させずに直線一気で突き進んでいってもらいたいです。

(次回、10月22日(木)21:00:【楽しかったこと③:大学受験勉強 〜恋心の点火ゲームと、ちゃちゃっと掴んだ大逆転の栄光〜】へと直線一気で続く)

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