痛快 天月です。
私の人生を支え、折れそうな心を奮い立たせてくれた本を1冊ずつ紹介していく「人生読本25」。
第8回目は、私の人生のあらゆる大転換期、そして何気ない日常において、常に私の「自尊心(セルフ・エスティーム)」を正しい位置へとチューニングし続けてくれた、文字通りの生涯のバイブルを紹介します。
『うまくいっている人の考え方 完全版』ジェリー・ミンチントン(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
■ 理屈を超えた信頼。なぜか手元に「3冊」あるという事実
世の中には、一度読んだら満足して古本屋に売ってしまうような本があふれています。
しかし、この本は私にとって完全に別格です。
なぜだか自分でも正確な理由は分からないのですが、気づけば私の手元には、この本が「3冊」もあります。
自宅の枕元、職場の引き出し、そしていつも持ち歩くカバンの中――。人生のどの瞬間に立ち止まっても、すぐに右手を伸ばせばこの本に触れられるように、私の生活圏のすべてにこの本が鎮座しているのです。
これまで、経済的な逆境に立たされたときも、理不尽なアホに遭遇したときも、組織で左遷の憂き目に遭ったときも、私はことあるごとにこの本のページをめくってきました。
全100項目におよぶ「自分を大切にし、人生を好転させるためのシンプルな習慣」は、ボロボロになった私の心を何度も、何度も原点へと戻してくれました。
■ 天月が深く救われた「自尊心」の教え
本書の核となるテーマは、一貫して「自尊心を高めること」です。
うまくいっている人は、他人の評価や世間の物差しで自分を測りません。自分の価値を自分で認め、自分を好きになる天才です。
かつての私は、周囲から理不尽に踏みつけられるたびに「今に見とけよ」と反骨心を燃やす一方で、心のどこかで卑屈になりそうな自分とも戦っていました。
そんな時、本書は私にこう語りかけてくれたのです。
「他人があなたをどう評価するかは、あなたの価値とは1ミリも関係がない」
「失敗したからといって、あなたの人間としての価値が下がるわけではない」
この言葉を繰り返し心に染み込ませてきたからこそ、私は他人の冷笑をハス目で流せるようになり、自分の信じた「節制」と「投資」の道を堂々と歩めるようになりました。この本は、私の心のディフェンス(自己防衛)を完成させてくれた、最大の功労者なのです。
■ 現代を生きるあなたへ
SNSが普及した現代、私たちは嫌でも「他人のきらびやかな生活」や「他人の評価」が目に入り、自分と比べて落ち込んでしまいがちです。
ですが、そんな「他人のマネーゲーム」に付き合う必要は一切ありません。
あなたが大切にすべきは、世間の常識ではなく、あなた自身の心(自尊心)です。
私がなぜか3冊もこの本を買い求め、人生の相棒としてきた理由。それは、この本がテクニックではなく「生き方の根っこ」を教えてくれるからに他なりません。
還暦から資産3億円を目指す私の挑戦も、この強固な自尊心があるからこそ、一歩のブレもなく突き進むことができています。
もしあなたが今、自分に自信を失い、人生の舵取りに迷っているなら、ぜひこの本を手に取ってみてください。気がつけば、あなたも私のように何冊も手元に置いてしまうほどの、一生モノの出会いになるはずです。
(第9回「話し方の品格 品のいい人になる10か条」 福田健 へ続く)


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