痛快 天月です。
私の人生を支え、折れそうな心を奮い立たせてくれた本や言葉を紹介していく「人生読本25」。
第23回目は、私の10代の終わりから現在に至るまで、私の「知性と教養の絶対的な師」であり続けている偉大な人物の、まさに人生の集大成とも言える一冊を紹介します。
『人生の手引き書』(扶桑社新書)
■ 大学1年生の春、私は「知の巨人」と宿命の出会いを果たした
私と著者の渡部昇一氏との出会いは、今から40年以上前、私が大学1年生になったばかりの春にまで遡ります。
それまで地方の厳しい環境で育ち、高校生の冬に「受験ゲーム」を必死の思いで完全制覇して都会のキャンパスへと進んだ私。そこで手にとったのが、当時の大ベストセラーであった渡部氏の『知的生活の方法』でした。
ページをめくった瞬間、私の脳内に、これまでにない知的で痛快な衝撃が走りました。
「なんだこれは……めちゃくちゃに面白い!この人の考え方、私の肌感覚に100%ぴったり合う!」
大学の事務局で冷笑されたあの悔しさや、周囲の目のせいで大好きな勉強を隠していた孤独。それら全ての痛みを、渡部氏の「本物の教養を身につけて、自分の力で気高く生きろ」という圧倒的なロジックが、綺麗に全肯定してくれたのです。あの瞬間から私は、渡部昇一という知の巨人の熱狂的な大ファンになりました。
■ 40年の時を経て、すっぽりと私の腹に腑に落ちた知恵
それから30代、40代、50代と、私のサラリーマン人生や家庭生活、そして株式投資の戦いの中には、いつも渡部氏の著作がパーソナルな教科書として傍らにありました。
そんな40年以上のファンである私が、氏の書いた『人生の手引き書』というタイトルを見つけて、読まないわけがありません(商売上、絶対にスルーできるはずがないのです・笑)。
期待に胸を膨らませてページを開くと、そこに並ぶ言葉の数々は、40年かけて氏の思想を血肉にしてきた私の心に、驚くほど「すっぽりと、完璧なまでに腑に落ちる話」ばかりでした。
人間関係の距離の取り方、お金との粋な付き合い方、年齢を重ねるごとに増していく知的生産の楽しさ、そして逆境をハス目で笑い飛ばす自尊心の保ち方。
まるで、私のこれまでの人生の答え合わせをしているかのような深い感動が、新書の薄いページの向こうから怒涛のように押し寄せてきました。この本は、私の「如・体・心・学・財」の五角形の生き方を、完璧な形で手引してくれた最高傑作です。
■ 現代を生きるあなたへ
現代は、ネットを開けば自称・インフルエンサーたちの薄っぺらいノウハウや、誰かの受け売りのような成功法則があふれかえっています。
ですが、そんな一過性の流行に振り回されていては、いつまで経っても自分の人生の軸(背骨)は定まりません。
本当に大切なのは、時代を超えてもビクともしない、本物の先人たちの「知恵」に触れることです。
還暦を迎え、4,900万円という現在地から、私は「資産3億円」という壮大なマネーゲームを直線一気で突っ走っています。私のこのブレない勝負師としての視座は、大学1年生のあの日から渡部氏の本を読み込み、知性を磨き続けてきたという絶対的な自負があるからです。
もしあなたが今、他人の意見に流され、自分の生き方に自信を持てなくなっているなら、ぜひこの手引き書を開いてみてください。
40年以上、一人の男の人生を支え、高め続けてきた本物の教えが、あなたのこれからの航海を照らす、最強の羅針盤になってくれるはずです。
(第23回『一生懸命働くな』中島孝志 へ続く)


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