第2章第18考:【人生読本25】第13回:マウントを取る無能にエネルギーを使うな。脳内のイライラ消去術――和田秀樹『今日から「イライラ」がなくなる本』

第2章【学】

痛快 天月です。

私の人生を支え、折れそうな心を奮い立たせてくれた本や言葉を紹介していく「人生読本25」。
第13回目は、誰しもが日々直面する「怒り」という悪魔に、自分の貴重な人生の時間を1秒たりとも奪われないための、脳の防衛術を教えてくれる一冊です。

『今日から「イライラ」がなくなる本』和田秀樹(知的生活文庫)


■ おっとりした見た目の裏で、激しく燃えていたイライラ

周囲の人間から見ると、私は「おとなしくて、おっとりしている人間」だと受け取られがちです。
しかし、実際の私の内面は、決してそんな綺麗に澄み切ったものではありません。私は、本当はとても「イライラしやすい人間」であり、さらにタチの悪いことに、その怒りの感情をいつまでも根深く引きずってしまうタイプでした。

特に、私のイライラの沸点を超える存在がいます。
それは、「中身がない、能力もないくせに、なぜか上から目線で偉そうにマウントを取ってくる奴」です。

最初は大人として、天月流のディフェンス(スルー)を発動させます。しかし、後から「やっぱりあの奴、中身スカスカの無能じゃないか」とハッキリ分かった瞬間、私の心の中で猛烈な腹立ちが込み上げてくるのです。

そして、そのクソ忌々しい奴の顔や言葉を、家に帰ってからも、翌日になっても、ずっと頭の片隅に置いて考えてしまう。
ふと気づけば、そんなアホのために自分の大切な思考や行動が完全にストップしているのです。「なんて無駄な時間を過ごしてしまっているんだ」――そう激しく後悔していたとき、精神科医・和田秀樹氏のこの本が私の手を引いてくれました。


■ 怒りの感情を引きずることの「経済的損失」

本書を読んで、私は「イライラを頭の中に残しておくこと」が、人生においてどれほどの損失であるかを冷徹に理解しました。

和田氏は、怒りの感情に脳のメモリを乗っ取られるなと説いています。
理解不能な無能に腹を立ててくよくよしている時間こそが、相手の思うツボであり、自分の人生のパフォーマンスを著しく低下させる最大の「不経済」なのです。

「あのアホのために、なぜ俺が自分の貴重な脳のエネルギーを消費してやらねばならないのか」

そう客観的に自分を見つめ直した瞬間、腹の中にあったイライラの塊が、スッと消えていくのを感じました。相手を変えることはできません。しかし、「相手を脳内から完全に消去し、自分のために脳を100%稼働させる」という技術を、私はこの本から学びました。


■ 現代を生きるあなたへ

生きていれば、会社組織でもネットの世界でも、大した実力もないのに虚勢を張り、あなたを不愉快にさせてくる人間に必ず出会います。大学の事務局のあの男も、まさにその典型です。

ですが、そこでイライラを引きずってあなたの行動をストップさせてはいけません。

天月が目指すのは、還暦からの「資産3億円」という前代未聞の直線一気です。
私の脳のメモリは、大好きな娘との旅の計画や、魂を震わせる音楽、そして複利を爆発させるための投資戦略のためだけに、100%クリーンに使わなければもったいないのです。

もしあなたが今、誰かの理不尽な言動に心を乱され、大切な時間を奪われていると感じるなら、ぜひこの本を開いて脳内の大掃除をしてみてください。アホを脳内から消去した瞬間から、あなたの人生のスピードは一気に加速します。

(第14回『道は開ける』D・カーネギー へ続く)

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